コラコラ、突然何を言いだすの?って思いますよね。
確かにこのテーマは人聞きが悪いし、そもそも夫に頼るなんて、今のジェンダーレスな時代に合ってない!
とお𠮟りを受けても仕方のない切り口です。
男女平等を掲げ、「仕事も家事も育児もきっちり分担しましょう!」
これはこれで、女性の家事負担やワンオペ育児に違和感を唱えるいい流れだと思います。
ただ、一方で思うのです。
それぞれがフルタイムの仕事をこなし、家事を分担。
果たして、本当にお互いの負担は減った?
子供たちとの時間は取れてる?
あなた自身の精神的なケアはできてる?
収入は増えているけど、結局出費も同じぐらい増えてない?
これは、私が共働き時代に抱えていたリアルな悩みです。
そこで徐々に私の仕事はセーブし、彼のリソースが最大化するように様々な取り組みをしてみました。
具体的には、私は余裕時間を確保し家事ウェイトを引き上げ、彼はその分、仕事に全集中するといった手法です。
それぞれが得意分野でタスクを最適化させ、効率的なタイムマネジメントとなるわけですから、双方の物理的な負担だけではなく、心的負担まで軽減される結果となりました。加えて、家事においても無駄な出費が抑えられ、貯蓄率アップ、更には、彼の仕事の評価も上がり、昇格することにもつながったのです。
今回ご紹介するのは、彼が仕事に打ち込めるようにサポートして効果的だった5つのアクションです。
もちろん、家庭によって状況はさまざまなので必ずしも今回のテーマで上手くいくわけではないかもしれません。
ですが、同じような悩みをかかえていらっしゃるカップルには一つの解決策になるかもしれません。
気になった方はぜひ一度試してみてください!
皆さんの人生が好転する資産形成をナビゲートが得意なよーこと申します。
小さなころから資産形成の上手な家庭で育ち、金融機関勤務経験やFPなどのマネー系資格を活かしライフプラン相談を行ってきました。
この記事を読まれた方の将来が更に輝き、安心できるものになればと思っております。
アクション1:愚痴を聞く
あなたのご主人は弱音を吐く派?それとも、家族に心配かけたくなくて一人で抱えちゃう派?
皆さんも経験があるかと思いますが、愚痴って話すことで楽になる効果がありますよね!
確かに聞く方も大変かと思うのですが、これで彼がまた前向きに仕事できればお互いwin-winじゃないですか?そう思ってどんどん聞いてあげましょ!
1人で抱えちゃう旦那さんにはちょっと手を差し伸べてあげてください。
「何かあった?」と一言。いつもとちょっと違うなぁと、あなたが気になったタイミングが特に効果的です。子供たちが寝た後や2人でゆっくり話せそうな時間を狙って声をかけてみてください。
アクション2:仕事の壁打ち相手になる
最初に挙げた「愚痴を聞く」と少し似ているかもしれないのですが、どちらかというとこの作業は一緒に打開策を見つけていくイメ―ジです。
まだ見つけられていない解決方法やネガティブな物事の捉え方などに対して答えを引き出していってみましょう。
ここで経験上、注意した方がいいことは、アドバイスをしないことです。
過去に私は自分の実体験を押し付けたことでまた迷宮入りしてしまった失敗を犯してますので、お気を付けください。
この作業で一番大事なポイントは本人を納得感で満たすことです。
「その時どう感じた?」「本当はどうしたいと思ってるの?」こんな質問が思考整理にとっても効果的です。
アクション3:得意・不得意を一緒に分析する
森岡 毅(もりおか・つよし)さんという戦略家・マーケターをご存知でしょうか?彼の書によれば
「会社が給料を払っているのは、あなたが人知れず弱点克服のために費やしている努力ではありません。会社がお金を払っているのは、あなたの生み出す業績であり、その業績はあなたの強みから生まれるのです。キャリアで成功したいなら“強み”をもっと磨け! すべては強みを認識することから始まるのです」
『苦しかったときの話をしようか ビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」』
これぞまさに夫が投下したリソースをもっとも最短でキャリアにつなげる方法なのではないでしょうか?
そのために強みを一緒に明文化していきましょう!
なかなか得意が見つからない場合は、不得意を探してからその反対の行動を得意分野として抽出する方法もあります。
アクション4:スキルアップになりそうな本を与える
実体験から得られる学びには限りがありますよね。視野を広げてくれる本は叡智がたっぷり詰まった最適ツールです。既に本好きのご主人であればこのステップは飛ばしていただいて構いません。そうでない方にはかなりおすすめアクションです。
「本といっても、どんな本が好きかわからないし…」
既に挙げたアクション3つが終わっていれば、この本選びは全く問題ありません。
彼の悩みや現状を把握し、得意なスキルも理解できているわけですから、そんなビジネスマンに刺さる本が世の中にはあふれかえっています。その中からピンときたものを渡してみてください。
きっと「読みごたえあったわー」「これめっちゃ響いた!」「この本過去一かも」そんなリアクションが返ってくると思います!
我が家では、この作業をかれこれ10年近く続けており、本に全く興味のなかった夫も毎月8冊~10冊のゆる読書家になりました。
アクション5:転職活動を促してみる
大丈夫です。転職を促すわけではありません。転職活動をするだけです。この経験が想像以上の収穫なのです。
かつて、夫が会社に大きな不満を抱いていた時期がありました。現職を続けることに意欲を失い、新天地への希望を見出すしか打開策がないかもしれない。そんな失意の中、転職活動を勧めてみました。
結論から言えば、これが大変いい経験でした。この活動で得られた対価が2つもありました。
一つ目は、活動に際して、社会人人生の棚卸や、スキルのピックアップ、将来像や人生ビジョンに至るまで、深堀りする作業を丁寧に行うため、その過程で改めてビジネスでの目標を具体化できることです。目標が決まると今何をすべきなのかまで細分化され、我慢すべきタイミングなのか、明らかに方向性が間違っているのかクリアになっていました。
二つ目は、世間の人材市場からみて自分の立ち位置がどこにポジショニングされているのかがわかる点です。夫は数社の面談を経て、現在の会社の待遇が決して悪いものではないことを認識することができ、過小評価されているのではないかというモヤモヤが少し解消された様子でした。
転職を促すわけではないと申し上げましたが、もし、本当にいい条件で、炙り出した人生目標に合致したら、チャレンジすればいいだけです。
まとめ:
以上、稼げる旦那様の育て方、5つのアクションでした。
- 愚痴を聞く
- 仕事の壁打ち相手になる
- 得意・不得意を一緒に分析する
- スキルアップになりそうな本を与える
- 転職活動を促してみる
夫婦はチーム戦だと思ってます。どちらかが得意なことを担当する人員配置でぜひ低負担な日常を作り上げてください!